「このまま続けて、本当に大丈夫かな?」
気づかないうちに、そんな問いを自分に投げかける日が増えていました。
私は今、転職して新しい職場で働いています。
毎朝、心がすっと軽いまま出勤できるようになったのは、あの時、“動くこと”を選んだからです。

限界寸前だったあの頃の私
大学病院で病棟勤務。
夜勤と早番を繰り返し、昼夜の感覚はぐちゃぐちゃ。
リーダー業務にプレッシャーも重なって、寝ても覚めても仕事のことばかり考えていました。
ある日の夜勤明け。
「なんか最近、笑えてないな」って、ふと思ったんです。
鏡に映った自分の顔は、びっくりするほど疲れきっていました。
それでも「辞める」と言えなかった理由
一番の理由は、「迷惑をかけたくない」でした。
患者さんのこと、チームのこと、後輩のこと。
みんなの顔が浮かんで、何度も「もう少し頑張ってみよう」と自分に言い聞かせていました。
でも実はそれ、“自分の気持ちをごまかしていた”だけだったと、今ならわかります。
本当は、怖かったんです。
「辞めたらどうなるんだろう」「次の場所でもダメだったら?」
そんな不安が頭をよぎるたびに、結局、今いる場所に留まる理由を探していました。
周りには平気そうに見えたかもしれないけれど、心の中では毎日、静かに自分を責め続けていました。

きっかけは“たった1つのLINE相談”だった
深夜、眠れないまま布団の中で「看護師 転職 相談」と検索して、
とあるサイトを見つけました。
「まずはLINEからでもOK」
その一言が、気負いすぎていた私の背中をそっと押してくれたんです。
やりとりは想像以上にあたたかくて、丁寧で、
「転職って、こんなに味方がいるんだ」って、安心したのを覚えています。
転職して初めて知った「安心して働く」という感覚
今の職場は、健診センター。
夜勤なし・定時上がり・人間関係も穏やか。
でもそれ以上に大きかったのは、
「自分の気持ちに嘘をつかなくてよくなった」こと。
前の職場では、いつも「こうしなきゃ」「怒られないように」と緊張していた自分が、
今では、患者さんとも、スタッフとも、自然な笑顔で話せています。
そして、ふとした瞬間に気づいたんです。
「私、ちゃんと成長してるな」って。
以前なら尻込みしていた場面でも、落ち着いて患者さんに声をかけられる。
小さな積み重ねが、私の中の「自信」になっていくのを感じています。

迷ってるあなたへ、過去の私からの手紙
「辞めるなんて、逃げかな」って思ってたあの頃の私へ。
あなたはもう、十分頑張ってたよ。
誰にも責められなくても、きっと毎日、自分に厳しくしてたんだと思う。
今の自分なら、はっきり言える。
「動いてよかった。ちゃんと、人生が変わった」
あなたの毎日が少しでも軽くなるように。
あの時の私に転職の選択肢をくれた、あのLINE相談のように、
安心して話せる場所がちゃんとあるよと伝えたいです。